2009年12月13日日曜日

世界一を目指す理由が不明確(笑)

事業仕分けによって凍結とされたスパコンでしたが、どうやら開発は再開される模様。しかし、開発費削減のためどうやら結局世界一の座からは程遠くなったようですね。

開発者が今まで培ってきたものを、もともと実現不可能に近いようなマニフェストを実現するための目先の金づくりのために「ムダ削減」という言葉を盾に簡単に切り捨ててしまう様子を見ていると、国民のための政策ではなく政権維持の政策としか感じ取ることができません。

しかし、蓮舫さん(笑)が「世界一を目指す理由が不明確」と仰ったように、貧窮に苦しんでいる国民の中でスパコンの必要意義を理解しようとしない人々には、やはりスパコンの開発費よりもマニフェストの実現の方が大事なのだと仰る方もいらっしゃると思います。実際この狭い国から技術を取り上げたら何も残らないというのにね……。

それにしても、民主党は「天下り」を禁止するなんてことを仰ってましたが、その実態を見るとそうでもないようですね。国会議員の年収を下げろとまでは言いませんから(それでもそれだけで生活できるほどの行き過ぎた手当はどうにかしてほしい)、まずはそういう無駄に真面目に着手して欲しいものです。


開発費削減されたスパコン開発に関しては、CPU製造に力を入れる方針であったのが、アプリケーション開発などの用途の拡大に力を入れる方針になったようです。逆境の中ではあるが、開発者の方々には是非頑張ってもらいたい。

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